朝から70人あまりの方が小川町中央公民館に集まり、種取り講習会は開催されました。
町内はもちろん、県外からの参加者も見受けられました。
岩崎さんの講演は 地球を語り、いのちを語り、
美を語っています。まさに「種哲学」
「岩崎語録」からその世界観を感じ取ってみてください。
<岩崎語録>
野菜の世界も人間の世界もいっしょ。いろんな性質や形質の共生が豊かな世界と、持続可能性を育む。美しいもの(だけ)をのこしても生命力は衰える。
種は農家の生きた証。家族の歴史が刻まれている。
農業の「すてきさ」を表現する言葉:生物多様性を守る農業
ー種子の多様性
ー生態的多様性
ー遺伝的多様性
種は誰のもの?
いろんな人に守られて育まれるもの。
みんなのもの。
種を旅に出そう。
荒れ地にまいて元気を取り戻させよう。
種が生きていくために旅に出す。
野菜は風土で姿を変えていく。
伝統野菜を作ることができる。
すばらしい命の種をつくること、そこからこれからの有機農業が始まる。
野菜の一生をみる=種とりをすることにより、"感動する瞬間"がある、
種取りは作物をとるためだけに存在するのではない。
種を風にあやす。
1~2年休眠させる。それから使う。
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講演会の後、種の交歓会を行いました。
小川町や周辺で有機農業を営む方々が、自慢の種を持ち寄り、交換会をしました。
ひとりひとり、持ち寄った種を紹介し、新しい種と出会い、そして大事に育てた種
を旅立たせました。
午後はバスに乗って、風の丘ファームへ。
様々な種類の根菜の種取り術を教わりました。梅がほころぶ圃場で皆さん熱心に
耳を傾け、メモを取っていました。
H21年度も種取り講習会を予定しています。お楽しみに!